東京）カードすり替え詐欺が急増 被害３９億９千万円：朝日新聞デジタル

今年上半期（１～６月）に警視庁が把握した東京都内の特殊詐欺の被害は１９４６件、３９億８９６８万円だった。前年同期より１８３件（８・６％）、６億３３５３万円（１３・７％）減ったが、被害者のキャッシュカードを別のカードとすり替える手口が３・６倍の３３６件に急増し、被害額で５億５４４４万円に上った。同庁が９日発表した。 キャッシュカードをすり替える手口はこうだ。犯人は「カードが不正に使われた」と電話した後、被害者宅を訪問。「新しいものが届くまで保管して」と言ってカードを封筒に入れさせ、それらを印鑑を取りに行かせるなどした隙に盗み取る。被害者が戻ってきたところで、店舗のポイントカードなどを入れて事前に準備していた別の封筒を渡す――というもの。前年同期は９２件、１億６２２９万円だった。 最も多かった手口は、親族などをかたる「オレオレ詐欺」の６８０件だったが、前年同期比では４７７件（４１・２％）減と大