「過度な変動あれば適切な対応」 円相場一時149円台で鈴木財務相：朝日新聞デジタル

外国為替市場の円相場が一時、1ドル=149円台をつけ、32年ぶりの円安水準となった。鈴木俊一財務相は18日の閣議後の記者会見で、為替介入の可能性について、「過度な変動があった場合は適切な対応をとるという考えは、いささかも変わりない。きょうもしっかりと市場の動向を注視する」と述べた。 覆面介入したのではという質問には「一般論で言えば、為替介入を公にすることもあれば一切表に出さないこともある。いまの質問には、あえてコメントしない」と述べた。 バイデン米大統領が週末の15日にドル高について「懸念していない」と発言したと伝わり、ドルが買われた。 政府と日本銀行は9月22日、24年ぶりとなるドル売り円買い介入を実施。介入直後は一時1ドル=140円台まで円高が進んだが、その後は反転し、円安が進んでいる。