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娘に捧げた銀メダル 捜査1課のスイマーが障害で失ったもの得たもの:朝日新聞デジタル
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娘に捧げた銀メダル 捜査1課のスイマーが障害で失ったもの得たもの:朝日新聞デジタル
「脳出血による右上肢機能障害(3級)、右下肢機能障害(4級)」。滋賀県警の矢野智孝さん(40)が持っ... 「脳出血による右上肢機能障害(3級)、右下肢機能障害(4級)」。滋賀県警の矢野智孝さん(40)が持っている障害者手帳にはそう書かれている。刑事時代に病気で右半身マヒとなったが、リハビリを重ねて一般職員で復職。そして、快挙を成し遂げた。 右腕は水平まで上げられるが、手首から先は動かない。右足は地面から20センチほどまで上げることはできるが、足首から先は動かない。 それでも毎日昼休み、県警本部の階段を手すりを持って上り下りする。勤務する捜査1課のある7階から最上階の10階に行き、1階まで下りて再び7階へ。障害者のスポ―ツ大会に出場する水泳競技の選手として体力をつけるためだ。 185センチ、62キロの体に無駄な贅肉(ぜいにく)はない。11月中旬の土曜日。水着に着替えたその姿は、市民プールでひときわ目立っていた。 クロールは、左手と左足のみでストロークとバタ足を行う。25メートルプールで、20回前