カキのスマート養殖開始 東かがわ、ハマチ養殖発祥の池：朝日新聞デジタル

95年前に世界で初めてハマチ養殖の事業化に成功した香川県東かがわ市の安戸（あど）池で、IoT（モノのインターネット）を活用したカキの試験養殖が始まった。計測した環境データから最適な作業のタイミングなどを割り出し、カキ養殖の経験のない地元の漁業者らに新たな就業の場を提供することを目指している。 安戸池は、瀬戸内海から運ばれた砂で作られた堤防で海と区切られた潟湖（せきこ）。現在は二つの水門を通じて海とつながっている。地元の漁業者野網和三郎が1928（昭和3）年、ハマチ養殖の事業化を成功させた。しかし、赤潮によるハマチの大量死などを機に1970年代半ばには姿を消した。2017年からは「讃岐さーもん」の養殖が行われているが、市は活用法を検討していた。 市は、かごに入れたカキを海上に浮かせて育てる、「シングルシード方式」と呼ばれる方法でカキ養殖をしている徳島県海陽町の水産ベンチャー、リブルに注目。地

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95年前に世界で初めてハマチ養殖の事業化に成功した香川県東かがわ市の安戸（あど）池で、IoT（モノのインターネット）を活用したカキの試験養殖が始まった。