鳥島近海で気象庁が軽石採取 10月9日の「謎の津波」との関連調査：朝日新聞デジタル

気象庁は1日、伊豆諸島（東京都）の鳥島近海で軽石を採取したと発表した。採取した軽石は最長約12センチ。今後、東京大地震研究所と産業技術総合研究所で成分を分析し、どこから噴出したのかを調べるという。 鳥島近海では10月上旬に地震活動が相次いでいて、9日午前には発生原因がよく分からない「謎の津波」が各地で観測された。20日には、軽石のような浮遊物が南北約80キロにわたって直線上に浮かんでいるのを、海上保安庁が上空から確認していた。 気象庁によると、軽石は、海保が確認した場所からは南で、鳥島から南西に約100キロの海域に点在していた。10月27～31日に海洋気象観測船が一部を採取した。海保が上空から見つけた軽石と同じかどうかについて、気象庁は「現時点では断言できない」としている。 謎の津波は、八丈島八重根で…