「書かない窓口」長野県内でも 役所の申請手書き不要、住民負担軽く：朝日新聞デジタル

市町村の窓口で住民が提出する申請書類に、事前に名前や住所を記入したり、同じ内容を何度も記入したりする手間を省いた「書かない窓口」の導入が長野県内でも広がっている。住民の手続き時間が短くなるほか、役所の業務軽減や紙類の使用量の削減にもつながると見込まれ、複数の自治体が導入に乗り出している。 塩尻市の百瀬敬市長は26日、市役所本庁舎の市民課に29日から「書かない窓口」を導入することを定例会見で明らかにした。 百瀬市長は「住民の負担を軽減できるうえに、職員の業務の効率化も図ることができる」と導入の理由を説明した。 市民課の窓口では、新システムの導入で住民票や印鑑証明書の発行、転出転入の手続きなどで、住民が事前に申請書に記入する手間を省けるという。 窓口を訪れた住民はまず、発券機で希望する手続きの項目を選択。窓口では、対応した職員に運転免許証やマイナンバーカードなどの身分証明書類を提示する。住民か