はんこ離れ加速か、電子契約の売り上げ今後数年倍々に－弁護士ドットコム

東証マザーズ上場の同社は紙や印鑑を使わずにオンラインで契約を締結することができるシステム「クラウドサイン」を展開している。「おまえとはお別れだ、はんこ」から始まるテレビコマーシャルを５月から放映し、市場の取り込みを狙う。 今期（2021年３月期）のクラウドサインの売り上げは前期比２倍以上を予想しており、内田陽介社長は「年間倍くらいに近いペースで数年間伸ばしていきたい」とブルームバーグの取材に話した。 日本では、行政や企業の契約などで書面に印鑑を押すことで本人の意思と見なす流れが続いてきた。民事訴訟法には、私文書は署名または押印がある場合には正式に成立したものと推定するとの規定がある。書類交付義務のある不動産の賃貸契約や訪問販売契約などを除いて、多くの場合、契約の自由があることから契約の形式に法律的定めはなく、押印が普及しているのは「商慣習」にすぎないと内田氏はいう。 クラウドサインは、契約