クラリダＦＲＢ副議長、米経済のスタグフレーション見込まれず

1日を始める前に押さえておきたい世界のニュースを毎朝お届け。ブルームバーグのニュースレターへの登録はこちら。 米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）のクラリダ副議長は同国経済について、失業率とインフレ率が共に上昇した1970年代のようなスタグフレーションには向かっていないとの考えを示した。 国際金融協会（ＩＩＦ）のオンライン年次会合で12日に講演したクラリダ氏は、「私は大学生として1970年代の『グレートスタグフレーション』を実際に経験しており、多くの違いがあると考える」と質疑応答で述べた。 具体的には、「まず第一に70年代は金融政策において極めて多くの政策ミスがあった10年だ。中央銀行当局者はそこから教訓を得ており、そうした政策ミスが繰り返されることはないと見込まれる」と話した。

[equilibrista]

“まず第一に70年代は金融政策において極めて多くの政策ミスがあった10年だ。中央銀行当局者はそこから教訓を得ており、そうした政策ミスが繰り返されることはないと見込まれる”