中国製スマホの利用者、スパイ被害のリスクとベルギー警戒－報道

華為技術（ファーウェイ）や小米など中国企業が製造したスマートフォンの利用者は、スパイ行為のリスクにさらされる恐れがあるとベルギーのファンクイッケンボルヌ司法相が警告を発した。ベルギー紙ルソワールが報じた。 同相は同国の議員に対し「中国のスマホメーカーが事業を行う法的環境を考慮すれば、スマホに保存されているデータがスパイ活動の対象、もしくは少なくとも中国当局への不必要なデータ移転の対象となり得るリスクがある」と説明した。同紙が議員に宛てた回答文を入手した。 同相は中国のサーバーにデータを保管するよう企業に要求し、ＩＴシステムへのアクセス権を当局に認める中国の法律に言及したという。 ファーウェイと小米、ベルギー司法省にコメントを求めたが、すぐには返答を得られなかった。