仮想通貨の審査簡略化へ、ロシア制裁で取引の事後モニタリングも

日本の暗号資産（仮想通貨）交換市場の自主規制団体、日本暗号資産取引業協会（ＪＶＣＥＡ）が来週にも交換業者が取り扱える仮想通貨の審査方法の簡略化を発表する。ＪＶＣＥＡ会長を務める蓮尾聡氏が15日、ブルームバーグとのインタビューで明らかにした。 現在、交換業者が新たな仮想通貨の取り扱いをＪＶＣＥＡに申請すると承認までに半年以上かかるとされる。蓮尾氏は審査方法の変更が決まれば、審査期間は５分の１程度に短縮できそうだとの見通しを示した。 既に半年以上流通している銘柄で、かつ３社以上が取り扱っている暗号資産は原則として取り扱いを可能にするほか、日本市場で流通していない通貨の取り扱いについても審査期間の短縮化を検討している。 蓮尾氏によると、会員企業から手続きの効率化を求める声が上がっており、実際に審査待ちの案件数は「かなりたまっている」という。審査のスピードを上げるため審査方法の変更に加えて「人の数