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円140円台で高まる政府・日銀へのプレッシャー、試される結束力
ドル円が1ドル=140円台前半と24年ぶりの円安水準に達したことで、世界的な利上げの波にあらがう日本銀... ドル円が1ドル=140円台前半と24年ぶりの円安水準に達したことで、世界的な利上げの波にあらがう日本銀行の黒田東彦総裁と、日銀の政策を支持する岸田文雄首相との結束力の強さが試される。 ドル・円相場は146円台に乗せて日米協調介入が行われた1998年の水準に接近しつつある。日本の物価上昇率が日銀の目標とする2%を大きく上回り、3%を超える可能性も高まる中、日銀が超低金利政策を続けることを疑問視する声が強まりかねない。 家計や企業では高騰するエネルギー価格や輸入物価への懸念が高まっており、これまでの政府と日銀の結束に亀裂が生じる可能性がある。 現時点でエコノミストは、日銀は現行の緩和策を維持する一方で、政府はリスクを伴う為替介入ではなく、新たな物価高対策など経済対策の取りまとめを急ぐとみている。 円安でも動きづらい日銀、政府は今月上旬に物価高対策-円安進行 伊藤忠総研の武田淳チーフエコノミスト
2022/09/02 リンク