ビットコイン、来年5000ドルのシナリオも－スタンダードチャータード

暗号資産（仮想通貨）ビットコインが2023年に約70％下落し5000ドルに達する。これはスタンダードチャータードが想定する「驚きの」シナリオの１つだが、その確率が「過小評価」されている可能性があると、調査世界責任者のエリック・ロバートセン氏が４日のリポートで指摘した。 同氏はまた、金（ゴールド）に代わるインフレヘッジとしてのビットコインへの需要が本物の金に回帰し、金は30％値上がりするかもしれないとの見方も示した。 このシナリオには景気悪化による利上げの反転と、仮想通貨関連のさらなる「破綻、デジタル資産への投資家の信頼喪失」が伴うという。 ただ同氏は、これは予想ではなく、現在の市場コンセンサスからは大きく乖離（かいり）したシナリオを示しているに過ぎないと強調した。 サム・バンクマンフリード氏の暗号資産交換業者ＦＴＸとグループ内のトレーディング会社アラメダ・リサーチの破綻を受けてデジタル資産