米とイスラエル、ハマス排除後のガザで多国籍軍展開を検討－関係者

米国とイスラエルは、パレスチナ自治区ガザ地区の将来について選択肢を検討している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスの排除にイスラエル軍が成功することを前提に、米軍も参加する多国籍軍を展開する可能性が含まれるという。 これら関係者によれば、地上侵攻が事実上始まったため、ガザの将来について計画を立案しなければならないという切迫感から話し合いが進められている。第二の選択肢は、1979年のエジプトとイスラエルの平和条約の履行を監視するために導入された仕組みをモデルに平和維持軍を編成するもので、第三の選択肢はガザを一時的に国連の監督下に置くことだという。 デリケートな問題であることを理由に匿名を条件に語った同関係者は、話し合いがまだ初期段階にあり、大きく変わり得ると強調した。一部の米当局者はこうした選択肢について、時期尚早あるいは可能性は低いと考えている