日銀政策正常化後も長期金利は｢１％前半｣にとどまる－ミスターＪＧＢ

日銀の政策正常化が斬進的にならざるを得ない中で、現在はマイナス0.1％の短期金利が「アメリカやヨーロッパの利上げ局面のように急激に大幅に上がっていくことはない」とし、長期金利の上昇を抑制する要因になるとしている。 能登半島地震を受けて、市場では日銀が22、23日に開く金融政策決定会合での正常化観測は後退しているが、３月の今春闘の集中回答を踏まえた４月にマイナス金利を解除するとの見方は根強い。斎藤氏は日銀が正常化に踏み切った場合でも、足元0.5％台で推移する長期金利への影響は限定的との見解を明確にした。 日銀正常化へ準備完了、マイナス金利解除は４月有力－桜井元審議委員 積算金利1.9％「意外感ない」 日銀によるイールドカーブコントロール（ＹＣＣ）の柔軟化措置を受け、長期金利は昨年11月に一時0.97％と約10年ぶりの高水準を付けた。これを受け、政府は2024年度予算案で、国債利払い費の前提

[maturi]

日本の家計部門は貯蓄超過のため、金利上昇の利点の方が大きく、資産の有効活用を考える必要があるとする一方で、恩恵を受けることができない「弱者への目配りが必要」と語った。

[gogatsu26]

“「ミスターＪＧＢ（日本国債）」と称される前財務省理財局長の斎藤通雄氏”

[equilibrista]

“日本の家計部門は貯蓄超過のため、金利上昇の利点の方が大きく、資産の有効活用を考える必要があるとする一方で、恩恵を受けることができない「弱者への目配りが必要」”