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掃除の神様・鍵山秀三郎氏がすべての社会人に伝えたい「成功の要諦」|人間力・仕事力を高めるWEB chichi|致知出版社
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掃除の神様・鍵山秀三郎氏がすべての社会人に伝えたい「成功の要諦」|人間力・仕事力を高めるWEB chichi|致知出版社
〈鍵山〉 私が20歳を迎えた昭和28年は、朝鮮戦争の直後で大変な不景気と就職難に陥っていました。私のよ... 〈鍵山〉 私が20歳を迎えた昭和28年は、朝鮮戦争の直後で大変な不景気と就職難に陥っていました。私のように学歴もない、特別な才能もない人間は、さらに狭き門を潜らなければなりませんでした。 そういう時代に疎開先の岐阜県の高校を卒業し、上京したものですから、私が職を選ぶことはできません。相手が私を選んでくれるのを待つしかない、という境遇でした。そんな折、新聞に僅か3行だけ載っていた自動車用品会社の求人広告が目に留まり応募したところ、非常に運よく採用していただくことができたのです。 いま考えると、私が業種や会社を選べなかったことは僥倖(ぎょうこう)でした。どんなところであっても、仕事に就けたことに対して、ものすごく感謝の気持ちを抱いて社会に出ることができたからです。 もし好景気の時代で複数から内定をもらい、勤め先を好きなように選べたとしたら、きっと仕事に対するありがたさも、採用されたことに対する