海底のヘドロ覆い硫化水素の発生抑制、広島・坂町漁協と広島大が水質改良実験 | 中国新聞デジタル

広島県坂町の坂町漁協は、養殖カキが生育しやすい海づくりの実験を、広島大海岸工学研究室と共同で進めている。養殖いかだを置く広島湾でヘドロが原因とみられるカキの死滅被害が出ているため。石炭灰を原材料にした地盤改良材を海底に敷いて数年間、効果を調べる。

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同漁協は2017、18年度、同研究室と連携して180トンをカキいかだの下に入れた。海中の硫化水素が大幅に減り、酸素濃度が上がったため規模を拡大した。今回の事業費は2200万円。