無観客でも近くで力に 浜松出身・渥美選手の家族が福島へ：中日新聞しずおかWeb

宿泊施設のテレビの前から声援を送る父・光治さん（前列中央）ら渥美万奈選手の家族。うちわやマスクはお手製＝２１日、福島県内で 福島市で行われた東京五輪ソフトボールの開幕戦。遊撃で先発した渥美万奈選手（３２）＝浜松市東区出身、トヨタ自動車＝の家族六人が車で福島に駆け付けた。「観客席」は宿泊施設のテレビの前。無観客開催で直接声は届かなくても、「近くにいることが万奈の力になれば」。手作りの応援グッズを持ち、力の限りエールを送った。 （酒井大二郎） 福島を訪れたのは、父光治さん（６１）と母孝江さん（６０）、兄の良輔さん（３６）とその妻麻希さん（３６）、良輔さん夫婦の長女佑埜（ゆの）さん（９つ）、長男玲哉（れいや）ちゃん（１つ）。前日午後九時すぎに浜松市を出発し、夜通し車を走らせた。

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「車から降りず、車内からスタジアムに向かって活躍を祈り、郊外の宿泊施設へ。新型コロナウイルスの感染リスクを下げようと、山あいにある一棟貸しのコテージを選んだ」