数字減っても油断禁物 実際の感染者多い可能性：中日新聞しずおかWeb

新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者の検査が縮小されていることに、有識者からはさまざまな見方が示された。県内でも、八月三十日以降は一日の新規感染者数が連日、前週を下回っており、ピークを過ぎたとの見方もあるが、数字が減っても「安心しないで」など、警戒を緩めないよう呼び掛ける意見が聞かれた。 （細谷真里） 保健所長の経歴を持つ尾島俊之浜松医科大教授（公衆衛生学）は「濃厚接触者の検査ができていないということは、毎日公表される感染者数が実際の感染者数より少ない可能性がある」と語り、公表される感染者数が減っても安心できないと強調する。 「この状況では、濃厚接触者が感染していても気づかずに外出して、感染が拡大するリスクが増大するので、非常に心配」と懸念。デルタ株でも最も注意が必要なのは、会食やマスクを外して会話するときとして「陽性になった場合、そのような機会に一緒にいた友人や同僚に連絡し、体調に違和感

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「濃厚接触者の検査ができていないということは、毎日公表される感染者数が実際の感染者数より少ない可能性がある」「濃厚接触者の検査ができていない状況は全国各地で起きている」