岐阜市広報掲載の「岐阜和傘」写真、実は中国製 市内の業者が過去に販売：中日新聞Web

岐阜市の広報誌「広報ぎふ」六月一日号で、表紙に掲載された「岐阜和傘」の写真が、中国製の舞踊傘だったことが分かった。関係者によると、市民から指摘を受けて市は事実を確認し「岐阜和傘とは違う写真を広報に載せてしまい、申し訳ない」と岐阜和傘協会に謝罪した。（都沙羅、池内琢） 表紙に採用された傘は、水色、ピンク、赤色の柄があしらわれた三本。市内の和傘製造業者が取り扱っていた。業者によると、生産者の人手不足などで四十年ほど前から中国・杭州市で委託生産。通常、岐阜和傘は数万円するが、この傘は中国製と明かした上で、数千円で販売していた。現在は生産を終了している。

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委託生産品。「地元産の材料使用や伝統的な製作工程などが条件のため、広義では岐阜和傘」（岐阜市）、「岐阜和傘としては扱っていない」（業者）、「伝統的工芸品に指定された岐阜和傘とは違う」（岐阜和傘協会）