大道芸Ｗ杯プロデューサー 民族主義的文書を配布：中日新聞しずおかWeb

静岡市で十一月に開催されるストリートパフォーマンスの祭典「大道芸ワールドカップ（Ｗ杯）」を巡り、大会プロデューサーで県舞台芸術センター（ＳＰＡＣ）の俳優奥野晃士（あきひと）氏（５３）が、大会スタッフの講習会で不適切な民族主義的な内容を含む資料を配布していたことが分かった。 （三沢聖太郎、板倉陽佑） 会合は、三年ぶりに開催される大会当日のボランティアスタッフのリーダー向け講習会で、九月十七日に市内で開かれた。十人前後が参加した。配られた資料は「プロデューサー 奥野晃士」名義で作成され、大会について「日本人パフォーマーによる日本人らしい祭典を目指す」と記載。「Ｙ染色体グループから推定される日本人の成立史」「日本人の精神性の中核は武士道？」などとの記載があった。

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