リニア工事問題、ＪＲ東海の副社長「静岡の理解得たい」 株主総会で説明：中日新聞Web

ＪＲ東海は二十三日、名古屋市内で定時株主総会を開いた。環境対策を巡って静岡県との対立が続き、二〇二七年の開業が危ぶまれているリニア中央新幹線について、宇野護副社長は、二十六日に予定されている金子慎社長と川勝平太静岡県知事のトップ会談に触れ「工期が切迫している。社長から知事に直接説明し理解を得たい」と説明した。 静岡県内のリニア工事では、南アルプストンネル工事による大井川の水量減を懸念する県が本体工事の着工を認めず、未着工となっている。ＪＲ東海は六月中にトンネルの準備工事と位置付けるヤード（作業基地）整備に着手しないと二七年開業が困難になると主張するが、県側は整備に同意しない方針を決めている。...