トヨタ「もしトラ」だろうがなかろうが… EVなど米大統領選へ両にらみ戦略：中日新聞Web

岸田文雄首相は12日、訪米に合わせてトヨタ自動車が南部ノースカロライナ州で建設中の車載用電池工場を視察した。電気自動車（EV）の普及策を進める民主党のバイデン大統領への貢献をアピールしたが、秋の大統領選でバイデン氏との大接戦が予想される共和党のトランプ前大統領は大のEV嫌いで知られる。選挙戦が熱を帯びる中、トヨタは「投資と雇用創出」を実践し、両にらみの姿勢を保っている。 「地域から必要とされる町一番の企業を目指す。日米の友好と信頼関係があってこその事業継続だと考えている」。岸田首相の傍らで、北米トヨタの小川哲男最高経営責任者（CEO）はこう強調した。工場視察には、投資を歓迎するクーパー州知事...

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トヨタの動きは時代の流れに後れを取りつつも、ようやくEVに本腰を入れ始めた証左か。だが、政治的な風向きに左右されず、技術革新と対外戦略で効果的な展開を見せるべき。