本質の本質を理解せずに本質という言葉を使うのが流行してる - 分裂勘違い君劇場

「本質」という言葉を、みんな気軽に使う。オイラも含めてね。 そういう自分に気がついて、自己嫌悪に陥った。 いまや、「本質」という言葉にかつての重みはない。 本質の大安売りだ。デフレだ。 「本質を理解した」、と人が感じるとき、人は対象を単純化してとらえている。 人は、整理し、単純化し、要点を取り出すことができていないと、「分かった」という感じはしない。 しかし、本質自体が複雑なものごとがある。 本質を損なうことなく、整理し、単純化することのできないものごとがある。 たとえば、個別具体的な人間だ。たとえば、個別具体的な社会だ。たとえば、個別具体的な生命だ。たとえば、個別具体的な愛だ。たとえば、個別具体的なソフトウェアシステムだ。たとえば、個別具体的な惑星だ。たとえば、個別具体的な組織だ。 そういうものごとの、「本質を理解した」と人が感じるとき、そこには「理解」の衣を着た「誤解」があるだけだ。

[clayfish]

「論理的思考」にも似た匂いを感じますな

[shields-pikes]

全く同意。このころのフロムダさんのブログ、好きだったなー。

[r-j]

読む

[kazuph1986]

怖くて見れない(ू˃̣̣̣̣̣̣o˂̣̣̣̣̣̣ ू)⁼³₌₃

[FISATTO]

すごい表現力だ。今の自分なら、そもそも言葉にできるものだと考えていない内容だった。こういうことでも試しに表現してみたほうがいいのか？

[till19]

本質自体が複雑な場合、それを「理解した！」と考えたとしても、それは「理解」という名の衣を着た「誤解」に過ぎないことが多い。

[tsumoyun]

理解した気になって対象をダウンサイジングしない。自戒。

[FunnyBunnyDizzy]

確かに。。複雑なものごとを説明するのに例え話を使うと、本質を似たものに偽装させたり、複雑な部分を削ぎ落としたりしつつ、説得力だけ高めることが出来ちゃいますもんね。。

[babayuhei]

これがこれの本質だ。と人々に提示し、人々がそれに納得するとき、本質についての共通理解が得られたわけではない。単に「利害」が一致しただけだ。共通理解ではなく、お互いに都合のよい共通誤解が得られただけだ

[julajp]

本質を掴んで、完全に理解し単純明快化できたつもりに陥る落とし穴。確かにある一つの公式を見出せたかもしれないが世界はそれだけでなく多様な変動要素に満ちた複雑系混沌系。更にそれらの絡み合い

[repon]

「見かけ」と「本質」だと、「見かけ」の方がずっと豊かなんですよね。見かけからムダなものをそぎ落とすと本質が現れるという考え方は確かに正しくて、本質は見かけを切り刻んで生まれる。本質が善ではないですね。

[F-name]

「「これがこれの本質だ。」と人々に提示し、人々がそれに納得するとき、本質についての共通理解が得られたわけではない。単に、「利害」が一致しただけだ。」

[ysmatsud]

ぴこぴこ辿って辿り着いた！これが劇場第一幕かー。でもなんか途中でリファクタリングしたみたいなことを言っているので失われた第一幕があるのかなー

[chaturanga]

これが現存する最古のエントリ？これは突き刺さる言葉。しかし実際にはよくやってしまう・・・

[junkMA]

“答え、という地点”は記事ではなく、それを束ねる自身にある、のかもね。←つまりこれも発展途上中のひとつの地点、なのかもね。

[p_shirokuma]

旨そうなバナナを発見した。これは後日食べる為にとっておこう。

[FTTH]

確かに初期は荒いな、とは思った。

[hatayasan]

「「これが本質だ。」と人々に提示し、人々がそれに納得するとき、本質についての共通理解が得られたわけではない。共通理解ではなく、お互いに都合のよい共通誤解が得られただけだ。」

[tnk962]

利害の一致を目指す妥協・すりあわせが社会人のスキルだなぁ。

[FFF]

本質とか普遍とか客観とか？