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JR函館線脱線10年 安全重視、トラブル減少 減速や廃線、利便性は低下:北海道新聞デジタル
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JR函館線脱線10年 安全重視、トラブル減少 減速や廃線、利便性は低下:北海道新聞デジタル
JR函館線大沼駅構内で2013年に起きた貨物列車脱線事故から、19日で10年となる。事故と、その... JR函館線大沼駅構内で2013年に起きた貨物列車脱線事故から、19日で10年となる。事故と、その後発覚したレール検査データ改ざん事件で道民からの信頼を失ったJR北海道は、安全運行に力を入れ、トラブルは減少した。ただ、安全対策で特急の減速運行が続き、コスト増で経営が圧迫されるなか廃線が相次ぐなど、鉄路の利便性低下には拍車がかかっている。 JRは当時、高速バスとの競争に勝とうと列車の高速化への投資を優先したほか、利益確保のため鉄道以外の再開発事業などに注力。事故の背景には、車両や設備に必要な修繕や更新が先送りされていたことがあった。 事故後は、JR東日本出身の幹部を迎え安全対策を大幅に見直した。12年度に244億円だった車両や設備の修繕費は国の支援を受けて増額し、22年度には1・5倍の372億円に。車両更新などの安全投資も12年度の118億円から22年度には約2倍の252億円となっている。