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レアメタル戦争の背景 EVの行く手に待ち受ける試練(中編)
7月12日掲載の記事「EVの行く手に待ち受ける試練(前編)」では、オールEV化に向かうに当たっての問題は... 7月12日掲載の記事「EVの行く手に待ち受ける試練(前編)」では、オールEV化に向かうに当たっての問題はキリなくあるが、特に厳しいのはバッテリーの供給が相当に多難であり、さらにそのもう一段先には原材料となるレアメタル開発の問題があるという話を書いた。 まずはバッテリー生産量の話だ。2020年のバッテリー生産実績が全世界で200GWh。現在発表されたバッテリー工場建設計画の内、明確な数字を含むものだけの合算で800GWhある。未発表のものもあるだろうから、それを加算して最少で1000GWh、最大で1500GWhと予想し、可能な限りEVにとって有利な数字を採用して1500GWhをベース電動車何台分に相当するかを計算すると以下のようになる。 1台当たり100kWhの超大容量EV——1500万台分 1台当たり60kWhの大容量EV——2500万台分 1台当たり40kWhの通常容量EV——3750万
2021/08/15 リンク