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情報共有で医療が変わる、“1患者1カルテ”を目指す静岡県の挑戦
医師不足が叫ばれるなか、情報共有を軸とした業務効率化でサービスの質を向上させようとする取り組みが... 医師不足が叫ばれるなか、情報共有を軸とした業務効率化でサービスの質を向上させようとする取り組みが盛んだ。地域の医療機関が連携できるようにシステムを整備した静岡県。しかし、現場にITシステムが浸透するまでの道のりは平たんなものではなかった。 日本の医療において「2025年問題」が大きなキーワードになっている。これは、2025年までに団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になり、日本各地で病気にかかったり、要介護の状態になったりする国民が急激に増加するという予測だ。 高齢化が進むとともに医療の需要は増えていくが、彼らを診療する医師が足りないのが現状だ。特に地方でその傾向は激しく、医療サービスの質の低下が問題となっている。 静岡県も慢性的な医師不足に悩む自治体の1つだ。医療施設に従事する医師数は、人口10万人あたり193.9人であり、全国47都道府県のうち43位だった(全国平均は237.8人、201
2015/05/23 リンク