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第20回 戦艦大和の防御構造に学ぶ効率的な守り方(前編)
4月7日は戦艦「大和」が沖縄に向かう途中の坊津沖に沈没してから71年にあたる。今回はこの戦艦「大和」... 4月7日は戦艦「大和」が沖縄に向かう途中の坊津沖に沈没してから71年にあたる。今回はこの戦艦「大和」の防御構造を例に、当時の日本と同様にいまの限られたリソースで守らなければならない情報セキュリティの効率的な守り方について考える。 「大和」は、1940年8月に進水した世界最大の6万4000トンの基準排水量と、世界最大の18インチ(46センチ)砲を9門搭載した“世界最大”の戦艦だ。これは現在でも破られていない。現代までこのような巨大戦艦が作らなかったり、戦前の軍縮条約で建艦制限があったことや、当時世界最大の国力と工業力も持つ米国にパナマ運河の幅という制限があったりしたことなどを考慮しても、当時の日本がそれだけの開発力と工業力ももっていたのは紛れもない事実であろう。 しかし、「大和」はその世界最大の18インチ砲という攻撃力を持ちながら、結局は攻撃らしい攻撃をせずに沈んでしまった悲しい運命の戦艦で
2016/04/07 リンク