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日本のテレビ放送とIP、「思てたんと違う」普及の形 嫌がっていたクラウド化に転進した事情
筆者はこれまで、千葉幕張メッセで開催されるInter BEEには数え切れないぐらい取材に行ったが、地方向け... 筆者はこれまで、千葉幕張メッセで開催されるInter BEEには数え切れないぐらい取材に行ったが、地方向けに行なわれる展示会には行ったことがなかった。QBEEは比較的小規模な展示会ゆえに、出展者と来場者との距離も近い。今回は最新機器の話というよりも、現場の本音のような話を聴く機会が多かった。 昨今は行政でもDX化が叫ばれるようになって来ているが、これは言うまでもなく、コロナ禍が原因でスタートした動きだ。一方放送業界ではコロナ禍のずっと前、それこそ4K放送が始まる前の2014年前後から、これからの映像伝送はIPだということで、鼻息荒く開発が進められてきた。 放送用の非圧縮映像は、従来HD解像度まではHD-SDIという規格を使ってメタルケーブル1本で伝送してきた。ところが4Kになると、これを4本束ねることになる。単純に端子の数とケーブル量が4倍に増えるわけである。それだと重すぎ、取り回しが悪す
2022/07/23 リンク