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【日曜経済講座】追い込まれるプーチン、習近平 今年の世界情勢、鍵は米金利と石油 編集委員・田村秀男(3/4ページ)
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【日曜経済講座】追い込まれるプーチン、習近平 今年の世界情勢、鍵は米金利と石油 編集委員・田村秀男(3/4ページ)
ペトロチャイナは国有エネルギー企業の中核として、石油相場が上昇を続けているとき、イランなど中近東... ペトロチャイナは国有エネルギー企業の中核として、石油相場が上昇を続けているとき、イランなど中近東、ベネズエラなど中南米、スーダン、ナイジェリアなどアフリカの産油国への進出を担ってきた。FRBのQEが終了とともに、原油相場が落ち込むと、海外プロジェクトの多くは巨大損失しか生まなくなり、相次いで撤収に追い込まれている。ワシントンはFRBの政策転換によって、反米産油国に浸透する北京の戦略を頓挫させつつある。 ロシアと中国は今後、結束を強めるだろうか。1月中旬に初の総会が開かれるアジアインフラ投資銀行(AIIB)は中露間の石油・ガスのパイプライン建設資金提供の母体となるが、ドルが立ちはだかる。AIIBには世界最大の資金の出し手である日本とドル金融の本家米国が加盟していない。このため、AIIBが外貨調達のために発行する債券は米格付け機関から格付けを得られていない。得られたとしても、信用度は低く、金利