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【クローズアップ】原発事故に「想定外」は許されるのか 能登半島地震から学ぶこと
能登半島地震からまもなく2カ月になる。珠洲市や輪島市など半島北部を中心に多くの死者が出、家屋の全半... 能登半島地震からまもなく2カ月になる。珠洲市や輪島市など半島北部を中心に多くの死者が出、家屋の全半壊も6万戸に及ぶ。各地で道路が寸断され、海岸の隆起で港も使えない。田畑もズタズタ。世界遺産である輪島市の千枚田も亀裂が入り、どうなるか分からない。私がこの地震の発生を知って最初に危惧したのは、半島中部にある北陸電力志賀原発がどうなっているか、だった。同原発は幸いにも運転停止状態だったので大事には至らなかったが、これまでに得た情報をもとに、「原発に『想定外』は許されるのか」を考えてみたい。 1.原発及びその周辺で発生したこと ・今回の震源域は東西150kmに及び、96kmという想定範囲を超えて活動した。原発周辺に多くの断層が走っており、隣接する断層が連動して動いたとみられる。数千年に一度という大規模の地震だったと指摘する専門家もいる。 ・原発前の海面で、津波の影響により最大3mの水位上昇が確認さ
2024/02/14 リンク