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【時の人 話題の組織】谷 和功(三井化学アグロ株式会社代表取締役社長)絶えず革新による成長を追求
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【時の人 話題の組織】谷 和功(三井化学アグロ株式会社代表取締役社長)絶えず革新による成長を追求
世界の農薬業界はグローバル企業の合併や買収などの話題が注目されているが、省力化や効率化を実現して... 世界の農薬業界はグローバル企業の合併や買収などの話題が注目されているが、省力化や効率化を実現して日本の農業を支えてきたのは、多くの日本の企業だ。長年にわたって優れた農薬を開発してきている三井化学アグロ(株)の谷和功社長に、新剤開発にあたっての考え方や農業について聞いた。 ◆農業伸張に大きく貢献 三井化学アグロ(株)は、農業化学品で輝かしい実績をあげてきた三井化学(株)の農業化学品事業と三共アグロ(株)が統合して2009年に設立された会社だ。 土壌殺菌、殺虫剤として卓効を示し、長く使われてきたクロルピクリンを日本で最初の有機合成農薬として1921年(大正10年)に製造・販売したのは、当時の三共(株)であり、30年(昭和5年)には、三井化学(株)もクロルピクリンの製造・販売を始める。 その後も多くの農薬を開発し、戦後の日本農業の伸長に大きく貢献していく。71年(昭和46年)に水稲用殺菌剤「タチ