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救急搬送の危機/医療費抑制が命脅かす
解説 救急車が患者の搬送先を見つけられず、死亡にいたる痛ましい事態が全国で後を絶ちません。総務省消... 解説 救急車が患者の搬送先を見つけられず、死亡にいたる痛ましい事態が全国で後を絶ちません。総務省消防庁が十一日に公表した調査結果は、救急医療の現場で深刻化している「医療崩壊」の実態を改めて示しています。 政府・与党の社会保障切り捨て政策のもと、医師不足が原因で、救急医療施設は五年間で約一割減りました。日本共産党の山下芳生議員が参院予算委員会(二月四日)で追及したように、入院が必要な患者を受け入れる二次救急医療から病院が次つぎと撤退した結果、本来二次救急で受け入れるべき患者が三次救急に流れ、「最後のとりで」の救命救急センターがいつも「処置中」か「満床」に近い状態になっています。医療機関には「患者を受け入れたくても、対応できる体制がなくて受け入れられない」という事情があるのです。 問題の根本には、医療費抑制のために、閣議決定までして医師の養成数を減らしてきた政府の姿勢があります。日本の医師数は
2008/03/15 リンク