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主張/検事長の定年延長/検察の独立脅かす介入やめよ
安倍晋三内閣が東京高検の黒川弘務検事長(62)の定年延長を法律の定めにも反して決定したことに批判... 安倍晋三内閣が東京高検の黒川弘務検事長(62)の定年延長を法律の定めにも反して決定したことに批判が噴出しています。政権との距離が近いとされる黒川氏を検察トップの検事総長に就任させるため、「禁じ手の人事」を強行したとみられているからです。かつてロッキード事件で田中角栄元首相を、巨額脱税事件で金丸信・元自民党副総裁を逮捕するなど、政界の汚職・腐敗にも切り込んできた検察の独立性を脅かす政治介入の疑いが濃厚です。 検察庁法に違反 検察庁法は、定年を検事総長は65歳、検事長を含む検察官は63歳と定めています(第22条)。黒川氏は今月8日で63歳になるため、退官するはずでした。ところが、安倍内閣は1月31日の閣議で、黒川氏の定年を半年間延長するという前代未聞の人事を決定しました。 現在、検事総長を務める稲田伸夫氏は、約2年の任期という慣例に従えば、今年8月で退官となります。黒川氏は半年間の定年延長によ