いつまで続く“異次元”政策 「２％の物価目標」とは何だったのか 浜矩子・同志社大名誉教授：時事ドットコム

参議院予算委員会の開会前に言葉を交わす安倍晋三首相（右）と日本銀行の黒田東彦総裁（いずれも肩書は当時）＝２０１３年５月８日、東京・国会内【時事通信社】 第２次安倍政権の下、黒田東彦日銀総裁が２０１３年４月から開始した“異次元の金融緩和”。長引くデフレ状況と景気停滞から脱するため、日銀が国債を大量に買い入れて資金供給量を大幅に増やし、企業の投資や個人の消費を促そうとした政策だ。しかし、「消費者物価の前年比上昇率２％」と目標を定めた日銀だったが、ロシアによるウクライナ侵攻をきっかけとした物価上昇局面となった今も“異次元”の旗印は下ろしていない。植田和男新総裁に期待されるものは何か、同志社大名誉教授の浜矩子氏に寄稿してもらった。 ◇ ◇ ◇ いまだ“禁断”の世界に安住する日銀 黒田東彦日銀前総裁の下で展開された金融の「異次元緩和」とは何だったのか。それを前総裁から引き継いだ植田和男現総裁は何

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2%の基調的物価上昇が認定されるまで（マジレス）

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