パナソニック空質空調社、業務エアコンの生産拠点を中国などから群馬・大泉に移管 国内回帰「地域活性化に」 | 上毛新聞社のニュースサイト

パナソニックの空調事業を手がける社内カンパニーの空質空調社（東京都）は19日、国内向けの業務用エアコンの生産を中国とマレーシアから同社大泉拠点（群馬県大泉町坂田）に移管すると発表した。製品の「地産地消」を進めるため、国内回帰により生産体制を構築し、安定供給や製品の迅速な提供を目指す。生産移管の投資額は約20億円を見込む。 移管する製品は、業務用電気ヒートポンプエアコン（EHP）のビル用マルチエアコン（VRF）。これまで大泉拠点のほか、室外機は中国・大連工場で9割、室内機はマレーシア工場で5割、中国・広州と大連の各工場で1割ずつ生産していた。移管による大泉拠点での生産割合は、室外機が1割から全量に、室内機は広州工場を除いて移管し、3割から9割となる。...