東京ガス、超高効率燃料電池の「自立運転機能」を検証 都内老人ホームで

東京ガス（東京都港区）は3月23日、練馬区社会福祉事業団が運営する田柄特別養護老人ホーム（東京都練馬区）に、開発中の超高効率燃料電池システムを設置し実証試験を開始すると発表した。練馬区、練馬区社会福祉事業団と協働で行う。同システムの実証試験を自治体で実施するのは、全国初。 期間は2021年4月から2023年3月までの2年間。実証機は都市ガス（13A）を燃料とし、出力5kW、AC発電効率は65％を達成したモノジェネレーション（システムから電気だけを取り出して利用する）システム。製品外形サイズは幅1m×奥行2m×高さ1.8m。今回の実証では、停電時にも都市ガスが供給されていれば発電を継続できる「自立運転機能」を搭載したシステムについて検証を行う。