インフレ時で運営コストも大幅上昇。そんな時「家賃の値上げ交渉」はできるのか？－不動産投資の賃貸経営空室対策記事/2023年5月24日掲載【健美家】

インフレが進行しており、不動産オーナーとしては、リフォーム費用、金利、設備の修繕費などの運営コストの上昇に直面しているはずだ。 コストばかりが上がっていて、家賃を上げられないのはどうしたものか…。 このような状況下で、家賃の値上げ交渉を行うことは可能なのだろうか？その可能性と成功のためのポイントをご紹介したい。 家賃アップをできる物件、 できない物件 まず、市場の空室が多いエリアでは、供給過剰による空室が家賃の値上げを阻んでしまう。よって運営コストが上がるからといって、家賃を上げれば他のライバル物件に人が流れてしまうことになる。 一方、入居率が高い地域に関しては、需要が安定しているのであれば上げられる可能性は十分にある。 空室がでた時に入居までの募集期間が1ヶ月以内の物件に関しては、家賃を上げられる可能性が十分にあるのだが、やみくもに上げていいということでもない。そこには借地借家法第32条