笑顔と歩みたい 発達障害をめぐって（京都新聞）

発達障害の人たちは常に「生きづらさ」を抱えている。支援の輪が広がり、少しでも楽に暮らせれば…との願いは強い 京都ひきこもりと不登校の家族会「ノンラベル」（京都市中京区）は今月中旬、アスペルガー症候群の青年・成人を援助する新部門を開設した。「アスペルガーが原因で不登校やひきこもり状態にならざるを得なかったケースが、予想以上に多い。専門的な支援が必要だと気付きました」と代表の田井みゆきさん。 現在の親と本人の正会員約40組のうち、９組がアスペルガー症候群。16歳の高校生から30代と年齢も幅広い。 ●どこかが違う アスペルガーの人は知能や言語能力は高いが、抽象的な言い回しや表情、身ぶりなどを理解しにくく、対人関係に困難を抱える。９組のほとんどは、本人も親も幼いころから「他の子とはどこか違う」と思いながらも障害に気付かないまま同級生から浮いてしまい、学校でいじめられたり、適応できずに不登校やひきこ

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