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愛宕山中の月輪寺と雫を落とす時雨桜 | 京都旅屋
5月に愛宕山にある月輪寺(つきのわでら)を訪れました。月輪寺には、時雨桜という不思議な桜があり、ち... 5月に愛宕山にある月輪寺(つきのわでら)を訪れました。月輪寺には、時雨桜という不思議な桜があり、ちょうど涙を流すように葉から輝く雫を落とす様子を目にすることができました。 月輪寺 時雨桜 月輪寺は険しい愛宕山の山中に古くからあるお寺です。かつては中国の五台山を模してそれぞれの峰に五つのお寺があったといい、朝日峯の白雲寺が現在の愛宕神社で、他には大鷲峯の月輪寺と高雄山の神護寺が今も残ります。山中で法灯を伝えるのは本当に大変なこと。実は月輪寺は険しい山中で車が通れる道路はなくアクセスは登山道のみ。水道やガスもありません。厳しい環境ながら、御年77歳の庵主様が今でも山中でお寺を守っておられます。 月輪寺 月輪寺は空也上人・法然上人・親鸞聖人と関わりを持ち、鎌倉時代初期の公卿・九条兼実はこのお寺に隠棲したともいわれます。現在も残る仏像群は大変素晴らしく、重要文化財の仏像を8体もお持ちです。一度見た