いにしえの雛ほほ笑む奈良の法華寺 3月3日は「桃の節句」｜奈良新聞デジタル

きょう3日は「桃の節句」(ひな祭り)。皇室ゆかりで大和三門跡寺院の一つ、奈良市法華寺町の法華寺では、「古代ひな人形展」が開かれている。14日まで。 境内の東書院を会場に高松宮妃殿下から贈られた「光琳立ち雛(びな)」や「光明皇后」の人形、奈良一刀彫の「親王雛」など合計約100件を展示。いずれも同寺に多数伝わる皇室や公家ゆかりの人形だ。ほかにも稚児人形や御所人形、一刀彫の干支(えと)や三番叟(さんばそう)の人形も。 これらは、幼くして寺に入る子供や孫に贈られたもの。なかには、久我高照・前門跡が好んだネコにちなんだ作品で、2匹のネコが仲良く布団に入っているものも。 拝観時間は午前9時から午後4時。拝観料は大人800円、小・中学生400円。問い合わせは同寺、電話0742(33)2261。