吉田松陰の松下村塾 仲間が集まり盛り上がるだけの場説も

明治維新が素晴らしいものであるとの“常識”に疑義を呈したのは『明治維新という過ち』の著者で作家の原田伊織氏だ。氏は明治維新がその後の軍部の台頭を招き、また「官軍史観」が現代社会を歪めていると指摘する。 ＊ ＊ ＊ 明治維新は、その後の日本の不幸な歴史に直結する。「維新の精神的支柱」とされる吉田松陰ほどウソにまみれた人物はいない。その実態は乱暴者の多い長州人の中でもとりわけ過激な若者の一人に過ぎなかった。 長州の下級藩士出身の松陰が「維新の志士」を育てたとされる松下村塾は、叔父の玉木文之進が主宰していたものであり、松陰は一時的に塾を借りただけだ。しかも何かを講義したのではなく、仲間内で集まって盛り上がるだけの場だった。 松陰がひたすら唱えたのは「暗殺」と「天誅」である。彼は老中間部詮勝や大老井伊直弼の暗殺を主張し、武力による幕府転覆を訴えて、藩に対して大砲など武器の支給を願い出たほどである。

[bml]

サロンやん。でもサロンみたいにエリート層だけでなく一家言ある若者なら農民でも武士でもお誰でもOKって逆に先進的。しかも酒も飲まずにｗ

[kageyomi]

当時は身分制の縦社会でして、横の繋がりが非常に弱かった。身分に関係なく議論ができた点は褒めるべきでしょう。

[yn3n]

司馬遼太郎の小説が面白すぎるのも罪だよな

[kenjou]

幕末のころからすでに朝鮮半島に攻め込むべきだという議論がなされていて、欧米を真似して侵略主義をとることは検討されてたんだよね。なので1930年代になってから急におかしくなったわけではない。

[k-holy]

江戸アゲ明治サゲで有名な作家・原田伊織じゃないの。歴オタからするとこの人も百田尚樹と同ジャンルですよ。自分も長州閥は嫌いだし当時の幕臣の方がよほど優秀だったと思うけど、この人の言に乗っかろうとは思わん

[todomadrid]

おもしろかった。戦後でも岸信介・佐藤栄作・安倍晋三と、長州系の政治家は現代にまで続いているよな、というのは考えたことある。長州の首相占有率は3割で、圧倒的に高い。

[kiki-maru]

司馬遼太郎は軍国主義に走ったのは長州閥が中枢を握ったことも大きいと言ってたし小説でも触れてたけどな。

[corux]

やっぱり「物語」（歴史小説など）は社会にとって良くないんじゃないか？と思っている。わかりやすくまとめてしまい、わかりやすいだけに益より害が大きくなってしまっているのでは（個人の感想です）

[Shin-Fedor]

司馬さんの「世に棲む日日」では、まさに若者を集めて尊皇攘夷で吹き上がるピュアテロリスト松陰の手のつけられなさと、彼らをなだめようと苦悩し、責任取って切腹する長州の要人（長井や周布）が描かれている。

[hobbling]

身分制度が厳しい時代に身分を超えて盛り上がってたのがすごいパワーになった感じ

[enemyoffreedom]

英のコーヒーハウス等も"ただの雑談の場"だが近代的保険やらジャーナリズムやら政党やらを産んだわけで。偉人たちよりも自由な言論の場がキモだったのかも。まぁそれはそれとして思想・宗教系テロ集団ではあったよね

[satoshique]

レノファ山口のコアサポが「諸君、狂いたまえ」の横断幕をいつもぶら下げている。ネタとして消費しているだけならいいけど。ちなみに松下村塾は世界遺産になっているけど、ただのあばら家。

[mouki0911]

別に維新が松下村塾の功績でもいいんだけど、その後の暴走は遠因では？だけでしょ。

[mk173]

集まるだけの場所だったから多様な人材が集まったのかも。薩摩は逆のイメージ

[doko]

すごーくおおざっぱには、長州ろくでもないって印象が強い

[typographicalerror]

松下村塾メンバが割とただの過激思想でほぼテロリストだったのは周知の事実だと思ってたが / あれはあれでああいう運動に必要、という話はある（長州のみ主導で維新やったらひどいことになってたと思うが）

[electrolite]

長州は今のアフガニスタンのタリバンみたいなもん。そう考えるとその影響が今でもまだあるってのがすごく嫌だ。

[koebishaku460]

記事の内容薄っ。

[Goldenduck]

ポールグレアムの言う15世紀のフィレンツェみたいなものか。重要なのは教えなり講義なりではなく刺激し合う仲間

[masm]

“2017.08.13 16:00 SAPIO”

[ryotarox]

こういう視点は必要だけど、著書へのレビューは今ひとつなものが多い。https://www.amazon.co.jp/d/4062936836

[out5963]

自分の知識から言えることは、「維新以来の天皇原理主義」よりも、天皇機関説の方が有力でしょう。機関であるからこそ、天皇制を利用してるようなことを平気でやっているわけだし。

[tettekete37564]

印象としては身分を超えて、というより自説に賛同しやすそうな人をかき集めようとしたら、まともな身分=教育を受けた人間にはそういう人がいなかっただけ、という印象

[secseek]

やはり現代にまで至る諸悪の根源って感じがしますね。こういうのが好きな人が多いのが根本的な問題なんですが

[zakkie]

面白い。しかも、その勢いで何人もの首相が後に続く。> “維新後、松陰を「神格化」したのは、長州閥の元凶にして日本軍閥の祖である山縣有朋である。”

[kotoyama]

学者じゃなくて作家の主張だから話半分で良さそう

[Caerleon0327]

まず、松陰先生と書き直さないと、熱狂的な信者から命を狙われる

[AKIT]

SAPIOって佐幕派の雑誌だったんやー（棒）／SAPIOが知らん間に廃刊になってたとは

[kurogitsune_81]

大学の政治研究系サークルの部室みたいな感じ？

[hate_flag]

別に吉田松陰に含むところは全くないが、吉田松陰のことを松陰先生呼ばわりする人が苦手だ。この「本人はさておきファンが厄介なので嫌い」なのにはほかにも坂本龍馬がいる

[aramaaaa]

維新の元勲を持ち上げすぎたとは思うが、この作者は一方で江戸幕府を称賛してるので注意が必要です。

[gryphon]

吉田松陰の虚実取り混ぜたキャラクターをそのまま換骨奪胎すると、ルーキーズの監督さんになると思う次第(年齢的にもそうなるでしょ)。夢にときめけ。

[blueribbon]

「帝国陸軍を作り、政治に水戸学を持ち込んで太平洋戦争に突っ走ったのは紛れもなく維新以来の天皇原理主義を押しつけてきた長州閥である。」

[tdaidouji]

維新史読むと密談や密議の日付ばっか覚えさせられるんだけど、それって明治に権力握った層が身分低かったので彼らの意思決定を歴史の中心に据えると本来の政治意思決定者である大名や家老を無視する形になるのよね

[maicou]

というか列強やばいから軍事国家革命やったんでしょうし。

[u_eichi]

維新志士から大日本帝国の軍国主義まで、ひと続きなんよね。なので、なんでこんなに維新志士らがもてはやされるのか個人的には謎。まぁ幕藩政治ではあかんかったのは確かだけど。

[ibip]

まあそれを継ぐと僭称した安倍が天誅を喰らうとは、歴史は興味深い。

[orange_putting]

まぁ松蔭先生28歳とかだしな

[casa1908]

元はと言えば司馬遼太郎だけど、今の20〜30代には銀魂の松陰のイメージも大きいだろうな。俺も、塾って言うくらいだから高杉とか桂が松陰に教えを乞うているイメージを勝手に抱いていたが、違ったのか。

[came8244]

軍事オタク、海外オタクのサロンで、今で言うところの発達障害ばかりだったのは想像できる。