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「余命3か月」と言われることの“本当の意味”は何か
がんなど命にかかわる病気にかかった際に、医師が患者に行なう「余命宣告」。基本的には病気が進行して... がんなど命にかかわる病気にかかった際に、医師が患者に行なう「余命宣告」。基本的には病気が進行しており、治る見込みが少ない患者に対して告げられるが、そもそも「余命」とはどのように決められるのか。 患者からすると、病気の悪性度や進行度、年齢や体力など、自分自身の状態を医師が診断して算出すると考えがちだが、実はそうではない。患者個々の状態に関係なく、その病気の「生存期間中央値」を告げるケースが大半である。日本医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科教授の勝俣範之医師がいう。 「その病気の患者さんが100人いたら50番目に亡くなった人の生存期間です。がんで亡くなる方は、早く亡くなるほうも遅く亡くなるほうもバラつきが大きく平均値で表わせないため、中央値を使用します。 たとえば、『余命3か月』と言われたら、『半数の患者は3か月以内に亡くなり、もう残り半数は3か月以上生きる』という意味です。それなのに、実際の医療の
2017/12/18 リンク