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共産党支配に苦しんだ国のはずなのに...スロバキアで体感した「親ロシア」の謎
スロバキア総選挙でロベルト・フィツォ元首相(中央)率いる親ロシア派政党が第1党に RADOVAN STOKLASA... スロバキア総選挙でロベルト・フィツォ元首相(中央)率いる親ロシア派政党が第1党に RADOVAN STOKLASA-REUTERS <旅行中に偶然居合わせたスロバキア総選挙では、親ロシアを掲げる政党が第1党に。旧ソ連兵を大事にまつり、欧米に反発するスロバキアの背後にある複雑な事情とは> 僕が英デイリー・テレグラフ紙記者として働いていた時、同僚の1人が「偶然」スクープをモノにする外国特派員、との評判を確立していたのは伝説的だった。 彼はよく道に迷うことで有名で、だから例えば、赴任国の軍隊がいかに戦いを有利にすすめているかを取材してほしいとバルカン半島の前線に招待された場合に、彼なら間違って反対方向に向かってしまい、結果として重要な戦略拠点が放棄され敵国の軍隊に数日前に占拠された様子を目撃する、といった具合だ。 あるいは、戦争捕虜収容所のメディア公開(実際にはニセ捕虜を良好な条件で収容した見せ
2023/10/20 リンク