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民主化か軍事化か、制裁解除後のイランの岐路(前編)
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民主化か軍事化か、制裁解除後のイランの岐路(前編)
最高指導者のハメネイ師(写真)はこれまで、改革派と保守派の大統領を体制を維持するための「カード」... 最高指導者のハメネイ師(写真)はこれまで、改革派と保守派の大統領を体制を維持するための「カード」として使ってきたが、核合意による制裁解除でイランの革命体制が重大な岐路にさしかかるかもしれない Morteza Nikoubazl-REUTERS 2月の議会選挙で改革派候補はほとんど立候補を認められず イランに対する制裁が解除された。これによってイランを抑えていた国際的な圧力が取り除かれる。私が注目するのは、制裁のもとで抑えこまれていた民主化の動きである。昨春、核協議の最終合意に達して以来、イランで改革を求める民主化勢力からは「制裁解除は民主化の追い風になる」という声が出ている。制裁による国際的な孤立のなかで、政府批判は欧米を利する行為として抑えられる空気ができていたが、それがなくなることへの期待である。 2月26日には議会選挙が行われるが、これまでのところ、立候補資格を認定する監督者評議会は