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この映画を観ればアメリカ政治の「なぜ」が解ける
アメリカ大統領選の投開票が8日に迫った。異例づくめだった今回の選挙は、選挙戦最終盤にいたっても、... アメリカ大統領選の投開票が8日に迫った。異例づくめだった今回の選挙は、選挙戦最終盤にいたっても、民主党候補ヒラリー・クリントンと共和党候補ドナルド・トランプのどちらが勝つか先行きが見えないままだ。なぜトランプのような「独裁者」が正式な指名候補になり得たのか。ヒラリーはどうして嫌われるのか。 去る10月31日、東京・大手町で開かれたニューズウィーク日本版創刊30周年記念イベントで、藤原帰一・東京大学大学院法学政治学研究科教授が「混迷のアメリカ政治を映画で読み解く」をテーマに講演。アメリカ政治の歴史と大統領選混迷の深層を、映画を縦軸に分かりやすく解説した。映画通としても知られる藤原教授の「青空講義」を、前後編に分けて再録する。 はじめに――アメリカン・デモクラシーと大統領 本日はアメリカの政治を映画から考えていく、大統領の役割を中心に跡付けていきたいと考えています。言うまでもなく、アメリカの最
2016/11/08 リンク