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NAFTA再交渉「カナダ抜き」の屈辱 ナイーブ過ぎたトルドー首相
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外交ナイーブで老獪なトランプに弄ばれている、と批判の的になってしまったカナダのトルドー首相 Tatya... 外交ナイーブで老獪なトランプに弄ばれている、と批判の的になってしまったカナダのトルドー首相 Tatyana Zenkovich/REUTERS カナダのトルドー首相が「友達」だと思っていたメキシコは、さっさとトランプとディールを結んでしまった。これ以上の屈辱はない。だが、まだ手はある 8月27日、メキシコとアメリカの二カ国間で行ったNAFTA(北米自由貿易協定)の再交渉で大筋合意したことは、二つの格言を思い出させる。一つは19世紀にイギリスの首相を務めたパーマストン卿による「国家には永遠の友人も同盟国もない。あるのは永遠の国益だけだ」。もう一つは「正直者がばかを見る」だ。 ドナルド・トランプ米大統領のツイッターがメキシコに対する非難や「国境の壁」問題に溢れていた昨年、カナダのジャスティン・トルドー首相とクリスティア・フリーランド外相は、メキシコを裏切ってアメリカと二国間協定を結ぶことはない