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時給分布から見える、フリーランスの悲惨な労働実態
正規と非正規の格差も大きいがフリーランスの労働実態はさらに過酷だ Roman Samborskyi/Shutterstock ... 正規と非正規の格差も大きいがフリーランスの労働実態はさらに過酷だ Roman Samborskyi/Shutterstock <非正規職員と比較しても稼ぎは少なく、労働時間は際限なく長くなりがち> 働く人の収入を知るのに最もいい資料は、総務省の『就業構造基本調査』だ。『賃金構造基本統計』(厚労省)や『民間給与実態調査』(国税庁)は一定規模以上の企業の雇用労働者に限定されるが、『就業構造基本調査』では自営等も含む全労働者の稼ぎを知ることができる。 集計の仕方も年々改善されていて、最新の2022年調査では従業地位のカテゴリーとして「フリーランス」が設けられている。このような働き方をする人が増えているためだ。従業地位と年収のクロス統計表を見ると、フリーランスの稼ぎは少ない。かといって、労働時間が短いわけではない。フリーランスの場合、仕事の時間に際限がなくなりがちだ。 時間給にすると、さぞ悲惨なデ