患者病日とリアルタイムPCR Ct値の相関について

(IASR Vol. 41 p117-118: 2020年7月号) はじめに 国内における新型コロナウイルス感染症の退院, 宿泊療養および自宅療養の解除基準が, 従前の核酸増幅法の検査による陰性化確認から発症後経過時間と症状軽快後経過時間を要件とする, いわゆるtest-based strategyからsymptom-based strategyに変更された。患者のウイルス量, 発症後経過時間と感染性に関する知見の集積を受け変更となったが, 我々は患者探知時の患者病日とreal time RT-PCR検査（PCR検査）におけるthreshold cycle（Ct）値に高い相関があることを確認した。 患者探知時の患者病日とPCR検査におけるCt値の相関 衛生研究所もしくは県保健所が実施したPCR検査で新規に陽性と判定され, 発症日, 検体採取日および上気道検体のCt値データがそろう患者408

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「低いCt値は高ウイルス量を示唆し, Ct値は感染性に関連する可能性がある」と書かれている。しかし、「PCR検査はウイルス遺伝子を検出するものであり, 感染性ウイルスの存在を証明するものではない」とある。

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「PCR検査はウイルス遺伝子を検出するもので、感染性ウイルスの存在を証明するものではない」

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“低いCt値は高ウイルス量を示唆し, Ct値は感染性に関連する可能性がある”