40歳下柳、栗原抑え６回２失点白星 - 野球ニュース : nikkansports.com

＜阪神８－２広島＞◇８日◇甲子園 こちらの４０歳も踏ん張った。阪神下柳剛投手が金本に導かれるように、今季初登板初勝利を飾った。直球の最速は１３４キロ止まり。それでも８８球中、全体の約７割近い６６球が変化球と相手打線に狙いを絞らせず、６回７安打２失点と先発としての役割をきっちり果たした。「すごいバッティングするなと思って見てました」。金本と並んで上がったお立ち台では、満面の笑みで打のヒーローをたたえた。 好調広島打線の軸とも言える４番栗原を抑えたことが、何よりも大きかった。初回。２死二塁のピンチでは、内外角の出し入れで揺さぶり、あっさり一飛に仕留めた。５回２死三塁の場面では、しつこく内角をつき、最後も内角のスライダーで詰まらせて三ゴロに仕留めた。ベテランらしい、落ち着いた投球術に、真弓監督も「勢いのあった打線を翻弄（ほんろう）してくれたね。真剣に打ちにいくとタイミングを狂わされる」と舌を巻い