「直虎」政次処刑シーンに宿る大河黄金期のＤＮＡ - Ｂ面★梅ちゃんねる - 芸能コラム : 日刊スポーツ

小野但馬守政次（高橋一生）の処刑という最大のヤマ場が描かれたＮＨＫ大河ドラマ「おんな城主 直虎」３３話での、井伊直虎（柴咲コウ）の言葉です。２人で仕組んだ井伊家再興の秘策が失敗。直虎と井伊を守るため、“独断で徳川に弓を引いたクーデター犯”として投降し、磔（はりつけ）にされる道を選んだ政次の選択を受け止めた場面です。 尼僧として、刑場で経を唱えて魂を送るという文脈かと思ったら、執行人のヤリを奪って自ら政次の心臓に突き刺すという、息が止まる展開。突き刺したまま政次をにらみ上げ「地獄へ堕ちろ、小野但馬！」「日の本一の卑怯者と、未来永劫（えいごう）語り伝えてやるわ！」。どうしたら自分の犠牲がより価値を持つか。離れていても正確に理解してくれた直虎の一撃に、血を吐く政次が幸せそうなこと。「未来永劫」生きてくれるという直虎を一直線に見つめ、「やれるものならやってみよ！ 地獄の底から見届け…」。あくまでも

[Louis]

「「残酷すぎる」という声もあるようですが、大河黄金期といわれる７０～８０年代には、人の死の理不尽を正面から描いた名場面が山ほどあったので、きっちりＤＮＡを引き継いだ「直虎」の骨太にしびれました」

[nezuku]

題材とする時代ゆえに理不尽ないしは凄惨な処刑方法な場合もあり、処刑や自害の表現が緩い、直接的なものを避けることもあった傾向に真正面から切り込んだという考察。作品全体の評価と別に記憶に残りそうな回と

[holly_d]

“最終回みたいな喪失感ですが、アンドレを失ったオスカルの戦いはこれからであります” うまいこと言うなぁ(＠ω＠) #NHK #直虎 #大河

[kno]

“大河黄金期といわれる７０～８０年代には、人の死の理不尽を正面から描いた名場面が山ほどあった”

[bt-shouichi]

大河におけるエグイ死。黄金の日日の善住坊と石川五右衛門の処刑、国盗り物語で土民に嬲り殺される光秀、獅子の時代の加藤剛など。イメージ映像や「ナレ死」で処理する流れに抗した但馬